CP+2018
3月1日〜4日パシフィコ横浜で開催されたCP+2018に行ってきました。
実はCP+に行くのは今回が初めて。開催場所もスタジオからは遠いのでどうしようか迷っていましたが(;´∀`)、ちょうど期間中に築地で撮影の打ち合わせがあり、そこまで行くならせっかくだし行ってみようと言うことになりました。打ち合わせも無事に終わり、築地から電車に揺られること1時間弱。パシフィコ横浜の最寄り駅『みなとみらい』に到着です。この駅は地元の佐貫駅とはかなり様子が異なりかなりカッコイイです・笑
駅からパシフィコ横浜までは歩いて5分ぐらいです。少し離れたところにある観覧車を眺めながら会場へ向かいます。(これは日が暮れ始めた帰りにiPhoneXで撮った写真です)
到着したのは14:00頃。会場内はたくさんの人々が行き来しかなり賑わっていました。
最初に訪れたのはソニープロサポート専用ラウンジです。プロサポート会員向けにラウンジを設け、カメラのセンサークリーニングやカメラ&レンズの展示、お茶などを飲みながら休憩できるスペースを用意してくれました。発売されたばかりのα7RⅢや発表直後のα7Ⅲのサンプル品、購入を迷っていたレンズSEL24105Gなども並べてあり自由に試すことができました。会場のソニーブースはかなりの人混みだったのでゆっくり見れるのは有り難かったです。しかし欲しいものがずら~っと並んでいるので、物欲をコントロールするのが大変でした。
恐るべし α7Ⅲ
CP+のタイミングに合わせ発表するあたり、春の新入学や就職などでフルサイズデビューやデジタル一眼デビューを考えている人をかなり意識したプロモーションだなと感じました。
けど待ってください。
これは決してフルサイズ入門機だなんて言えないぐらいの高スペックカメラに仕上がってます。詳細についてはメーカーHPをチェックして頂きたいのですが、発売前ということでサイトも100%完成されていない感じです。
実際に試写した印象では、瞳AFなどを始めとしたAF全般の性能がえっー😲というほどに進化しました。693点像面位相差AFセンサーを搭載って何ですか?倍以上お値段が違うα9のそれに匹敵しますよ。それと何気にポイントだったのはジョイスティックのようなマルチセレクター。これはカメラを操作する上で絶対に便利なので喜ぶべき進化ですね。あとは連射が10/秒コマだったり4K動画が撮れたり……このお値段(カメラのキタムラ予約価格は税込み225,700円)でこの性能ってずるくない?正直ちょっと複雑な気持ちになりました・笑
変わりすぎです α7RⅢ
α7Ⅲに引き続き、こちらもあ~んズルい!となります。
フルサイズ4240万の高画素でありながら高速連写10/秒コマ!フラッグシップα9に肉迫する瞳AFの精度。実際に試したところ眼鏡越しの瞳だったり振り向きざまの瞳にだったり、前機種α7RⅡならば外しちゃうようなシチュエーションでもビシビシ瞳に来ます。
それと光学式ボディ内手ブレ補正付きのαシリーズに共通ですが、マウントアダプター経由でも手ぶれ補正が効きます。昔のオールドレンズだって手ブレ補正しちゃうのですから、これはたまらないですよね。
それ以外にも、399点像面位相差AFセンサーと425点コントラストAF、低輝度でのAF性能など、AF性能が7RⅡからかなりブラッシュアップされてます。今や外すことが出来ない4K動画機能など、あれもこれもと挙げていったらキリがないほどです。前述の7Ⅲ、7RⅢのいずれのカメラも、出し惜しみ一切なし上位機種を脅かす下克上機と言っても良いでしょう。キャノンやニコンは絶対にこういうことをやりませんので、こういったところからもソニーの本気度を感じずにはいられません。それにしてもRⅡから変わりすぎだろー
そうそう。今回バッテリーもα9と同じNP-FZ100になりました。前機7RⅡに比べ容量約2倍です。ちなみにα9を使った1日ロケでも予備バッテリーを使い切ったことはありません。
現在ボクが愛用しているのはα9と前機7RⅡです。お値段もだいぶ安くなりましたしお買い得感があります。最初の1台でフラッグシップのα9に行くのも良いと思います。
よく耳にするのはカメラに限らず初心者だから高いのは必要ないという理論。ボクはそれまったく逆だと思っています。もともとカメラのフラッグシップ機は様々な条件下でも撮影が確実にできることを念頭に設計されています。ある程度の衝撃や条件下でも壊れないメカとしての信頼性、絶対に写真に写し込むという使命のもと、高感度耐性やオートフォーカスに磨きをかけて設計されているのです。ですから当然モノとしては高くなりますが、最も確実に写真を撮れるカメラでもあるわけです。
スキルが有れば様々な状況においてもコントロールすることも出来ますが、完璧な性能でスキル不足をリカバリーしてくれると考えると、究極の初心者向けカメラとも言えるのではないでしょうかね。あとは….それだけのものを買ったんだから絶対に頑張るぞという強い決意が生まれます・笑
構図を考えていたら撮り逃してしまう瞬間なども取り敢えずファインダー内に収めシャッターを切っておくことで、後から自由に構図を考え仕上げることが出来ます。昔ならばけしからん!と写真の先生に怒られるやり方ですが、そもそも自由に楽しむのが自分の趣味。楽しさや喜びに繋がるほうがメリットだとボクは考えています。撮影スキルを磨くのは好きになった後でもよいのではないでしょうかね。きちんと学びたくなったらSMILE CAMERAの写真教室にお越しいただくのも良いでしょう。はっきり言ってこの値段はめちゃめちゃ安いと思います。7RⅢのところでもお話ししたように、安いオールドレンズなどをマウント変換アダプターを介し手ぶれ補正付きで楽しむことも可能です。
今一番欲しいレンズもチェックしてきました。撮影の際、レンズを何本も持っていける、レンズ交換できる状況ならば良いのです。しかしいつもそうとは限りませんよね。そんな時に限ってよくあるのが、70ミリからあともうちょいその先が欲しいシーン。本当に不思議ですけど交換出来ない時、持っていけない時に限ってそんなシーンに出くわすことが多いです。保険も兼ねてこれ一本あると安心感あるよなぁ。試写しながら欲しい気持ちが更に大きくなりました。近いうちに買う気がします。スナップや旅行、ポートレートまで万能レンズです。
ソニーの本気度
今回ソニーは、キャノンやニコンといった2大カメラメーカーよりも更に大きなスペースを確保し、商品展示スペース以外にもカメラやレンズを試写するためにバスケットコートやゴージャスな雰囲気の部屋、森などの状況を再現(キレイなモデルさんも)したコーナーなども設置。当然かなりの賑わいで試写できるまでは30分から1時間待ちとなっていました。新製品のスペックなどからも感じられますが、このブースを見た時に、キャノンとニコンの2大勢力に真っ向勝負するぞというソニーの熱意と本気度が伺えました。恐るべしソニー!
ソニーのブースを楽しんだ後に同じフォトグラファーである友人と合流。4日開催ですからまさかこの日に来てる訳ないかと思いましたが(そもそもCP+に行くなどとも聞いていませんでしたしね)もしかしたらと念のためメールをしたらまさかのこの日でした。と言うことでここからは友人のフォトグラファー大関学氏と一緒にCP+を楽しみました。ボクは今はなき『fotologue』フォトログ時代の名残でdfさんと呼んでます。
Lomography
ソニーの次に向かったのは正規代理店としてカメラを扱わせていただいている『Lomography』さん。
実は今まで電話だけのやりとりで実際にお会いしたことが無かったのです。スタッフの方たちにもご挨拶できるチャンスと、ちょっとドキドキしながらブースに向かいました。ブースは決して大きくはありませんでしたがさすがLomoだなと思わせるおしゃれ度高めの仕上げになってました。
↑Lomographyジャパンさんより引用
↑この壁、あまりに可愛いのでこのまま持って帰りたかったです・笑
↑スクエアの赤の実物を初めて見ましたが可愛かったです。Automatの赤に近いかな。
で、そうなんです。茨城県の片隅でひっそり営んでいたSMILE CAMERAを見つけ、声を掛けてくださった運命の人!
この方がいらっしゃらなかったら今日のLomoと共に生きるSMILE CAMERAは無かったでしょう。当然Lomoを通じてご縁が繋がったお客様とも出会えませんでした。
それでは紹介しましょう!
(∩´∀`)∩ロモジャパンの石田さん&いつも優しく親切に電話対応してくださる社員のSさんです。
あ、えーと右側から石田さんとSさんになります。
電話やメールでの連絡の度に、親切で感じの良い方たちだなぁという印象を持っていましたが、お会いしたら想像通りの素敵な方たちでした。おまけに石田さんはこの度、ロモジャパンの代表取締役に就任されたそうです!!!おめでとうございます。なんかこういうのって自分のことのように嬉しくなりますね。今まで以上にロモジャパンさんと繋がって行けたらと思います。石田さん、Sさん、スタッフの皆さん、これかも宜しくお願いいたします。
Profoto
ボクが愛用しているライティング機材のメーカ、ライトシェーピングカンパニーProfotoさんのブースにも寄ってきました。お目当ては、一般的なクリップオンストロボの形状にも関わらず世界最小のスタジオライトと謳うProfoto A1。
とても魅力的ではあるのですが、110,000円という価格は正直ちょっとお高い気もしますよね。でもあれなんです。これ実はAir Remote TTLとして、ワイヤレスコントロール出来る発信機としての役割も担っています。ストロボ且つ発信機として、発信機単独として他のB1やB2、A1などの制御も可能なんです。ちなみにAir Remote TTLの実売価格は50,000円前後。
ブース内に設置されたミニステージではセミナーが開催されていました。NYと東京を拠点に活躍するファッション&ファインアート・フォトグラファーのJingna Zhangさんのセミナーにタイミングよく参加することができました。セミナーで使用されていた機材などはボクも実際の撮影に使っているもの。その場でテストシュートしながらのセミナーでしたのでとても参考になりました。ちなみにお人形のようなモデルさんの周りにセッティングされたお花は生花でした。こういうのイイですよねー
昨年のPHOTONEXT2017でセミナー講師をさせていただいた際、実は同じソフトボックスをテストシュートで使用しました。150cmという大きなサイズであることで、柔らかくも芯のある綺麗な光が被写体を包みます。また美しいキャッチライトも入りますので、ポートレートなどにはぴったりかと思います。
Profoto ソフトボックスRFi 5′ Octa (150cm OCTA) 254712
DJI Mavic Air
帰り道
ひと通り会場内を楽しんだ後は、dfさんとゆっくりコーヒータイム。歳も職業も同じということもあり、いつも話は尽きません。ご近所ですが毎月とか頻繁に会うわけでは無いので、その間の話題やネタがたくさん溜まっているからかもしれません。しかしよくよく考えたら地元の駅まで一緒なのだから(Ⅰ時間半はかかるので・笑)、そろそろ帰りましょうかと電車に乗り込み語りの続きを楽しみました。駅に着きさよならした後には、いつものことながらやる気スイッチがしっかり入りました。dfさんありがとうございました!
たくさん話して、たくさん刺激をいただいて、たくさん欲しいものも見つかってしまい、たくさんご縁が広がった素晴らしい一日となりました。すべての人にありがとう!!!
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