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メガネと一緒 

眼がかゆいと言うので妻が娘を眼科に連れて行きました。

 

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目次

弱視

弱視であることが分かりました。

診察治療を終えたとき「せっかくだから視力検査もしておきましょうかね。」そう先生に言っていただきました。検査の結果、当然普通に見えると思っていたその眼が『弱視』であるということが分かったのです。弱視はメガネをかけても視力は上がらず見えないものが見えるようにはなりません。先生の話によれば、小さな子供はピントを調整する能力が高く、本来であればぼやけて見えるものを自分の中で調整する力があるというのです。しかしその状態は見えないものを見えるよう常に集中力を使っている訳で、例えるなら常に重い荷物を背負いながら過ごすようなもの。体力的、精神的にもかなり疲れるとの事でした。そういったストレスが理由で情緒不安定になったり怒りやすくなったりすることもあり、病院でその相談をした際に弱視だと分かるケースもあるそうです。また前述した理由から(ピント調整能力)日常生活においても普通に過ごすことが可能なので、親がそのことに気付けるということは非常に稀で難しいとのことでした。しかし、この能力は眼が成長していく過程の中で徐々に失われる為、やがて見えなくなってしまいます。早期発見、早期治療することがとても重要になるとのお話でした。

 

一般的には2歳や3歳の検診などで分かるケースが多く、数年単位となりますが治療を施すことで視力アップも可能だということですが、娘の状態を知ったのは正直それに比べかなり遅くなってしまいました。遅くなればなるほど良くなる確率は下がり治療にかかる時間は増えるわけですし、どうしてもっと早く気付けなかったのだろう……、妻もかなりそのことを悲しみ悔やんでいましたが、何もなければ(眼がかゆくならずに)気付くタイミングがもっと遅くなってもおかしくはなかった訳ですし、大難が小難になったこと、今このタイミングで気付けたことに感謝しようと妻と話し合いました。

 

あたりまえのことがあたりまえでなくなる。

その有難さは、それがそうで無くなった時に

初めて気付くのかもしれません。

 

それから数日後、地元で評判の良いメガネ屋さんも見つかり、娘が気に入ったフレームで治療用メガネを作ることになりました。本人の中にはメガネ=おしゃれという図式があるらしく、メガネを堂々とかけられることがかなり嬉しいようで、僕等の気持ちとは裏腹にかなりご満悦な感じでした。メガネ屋さんの話によれば、メガネをすることを嫌がる子供も多いとのことで、積極的にメガネを掛けられることは喜ばしいことですよと言っていただきました。

 

それでもこれからは基本寝るとき以外は常にメガネと共に過ごすわけですし、必ず良くなると言う保証もあるわけではありません。小学生になりきちんと教科書を見れるのだろうか?大人になって自動車の免許は取れるのだろうか?視力がどんどん失われることはないんだろうか?色々な不安が頭に浮かびます。『心配しないようにしよう』そうは思っていても親としてみればやはりどこか複雑な心境です。それでもその不安な気持ちを娘に感じさせてしまうのは親としても申し訳ないですし、僕等が心から良くなることを信じなければ良くなることもありません。しっかりと気持ちを切り替えて、今、娘のために出来ることはなんだろう?自分なりに考えてみました。

 

メガネが完成しメガネと一緒の生活が始まる前に、その眼でしっかりと眩しい太陽の光や雄大な景色を見せてあげたい気持ちになりました。大袈裟だなと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今できる精一杯を僕等なりに娘に伝えたかったのです。

 

数日後、家族で海に出かけました。

 

家族で海に出掛けるのはプライベートではこれが初めてです。5月にしては気温も高く風も穏やかで心地よい日でした。素足に感じる海の水はすこしばかり冷たくもありましたが、いくつにも重なる波の音や遠くまで続く砂浜、青く澄み渡った広い空に、娘も楽しそうにはしゃいでいました。波を相手に追いかけっこをし貝殻を集めたり砂浜に絵を描いたり。笑顔で過ごすその何気ないひとつひとつの事がとても有難く嬉しく感じました。

 

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そのまま帰宅するにはまだ時間もありましたので、妻の提案で鹿島神宮に寄りお参りさせていただくことにしました。娘の眼が少しでも早く良くなりますように。三人で神様によーくお願いしてきました。鹿島神宮は、古文書では神武天皇元年(紀元前660年)の創建と伝えられている由緒ある場所。パワースポットとしても有名だそうです。確かに一歩足を踏み入れるとどこか別世界のような気すらします。樹齢何百年になるのでしょう。深く大地に根付いた大木が天から降り注ぐような姿に、眼には見えない圧倒的で神秘的なパワーを感じずにはいられませんでした。

 

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妻がお友達から教えていただいたという大木に(パワースポット)しっかりと抱きついて自然の力を分けてもらいました。あ、ボクも娘もしっかりと分けていただきましたよ。そしてしばらく歩くと一番奥にお茶屋さんがありました。大きなお団子がとっても美味しそうだったので、家族でいただきました(^^)どの味にするか迷ったので三色をチョイス。とっても美味しかったです!

 

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あたりまえはあたりまえではない

 

今回の出来事は、親として一人の人間として本当に色々なことを考えさせられました。勿論悲しい思いだけではありません。家族としての新たな団結も生まれましたし、今まで以上に家族で過ごす時間を大切に考えるようになりました。

 

最初にも書きましたが『あたりまえはあたりまえではないんだな』ということを実感するのと同時に、ひとつひとつの事柄にもっともっと感謝して一日一日を大切に生きようと思いました。また常に正しい見方で物事を見、判断していくことも忘れてはなりません。ともすると安易で楽な方に心が流されそうになることもありますが、『幸せや成功は真面目に一生懸命に生きてこそ掴むことが出来るご褒美』だと思うのです。逆にそうではない『降って湧いたような根拠の無いラッキー』などは決して長く続くものでは無いですし、ボクには価値あるものだとは思えません。ですからこれからも夢に向かいズルっこや近道をせずに、一歩一歩着実に歩いて行こうと思います。娘がその姿を通して僕等夫婦に伝えてくれたことを、絶対に無駄にしないようにします。

 

あ!そうそう、最後にお願いが。
どこかで娘に会うことがありましたら「メガネ似合ってるね!可愛いね!」そんな風に言っていただけると有り難いです。これは親として皆さんにお願いしたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします(^^)

 

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • うちの長男も弱視でした。
    分かったのは就学時健診で、先生にも訓練するには遅すぎると言われもう少し早かったらと悔やまれましたが、すぐに良い方の眼をアイパッチで隠し訓練する方法を1年続け、裸眼で0.6まで上がり、矯正視力も1.0まで出ました。
    免許が取れないかも…と医師にも説明受けた際には、金槌で頭を叩かれた気分でしたが、大丈夫です!必ず娘さんも良くなります。

    • 横田様
      お子様の体験談をありがとうございました。
      うちの娘も同じぐらいの年齢です。webで色々と調べると、正直少し遅かったのでは?とかなり不安になりました。
      しかし気付くのがもっと遅かったら…….
      そのように前向きに考え、ただ現実を嘆くのでは無く、これで済んだと感謝して家族で頑張って行こうと、今は思っています。
      そして矯正後に良いデータが現れた事実に、沢山の希望をいただきました。コメント本当にありがとうございました!

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